2007年12月13日

SAW(ソウ)

なぜ、SAWを選んだのか?
勿論好きということもあります。

この映画は、残酷なシーン、バッドエンドが嫌いな方は
見る事の出来ない映画です。

しかし、この映画はただのホラーや、サスペンス
ではない、人生において避けては通れない色々な事柄を
考えさせられる映画です。

もし、下記に書いたものを見て
少しでも興味をもっていただけたら、
ぜひ鑑賞してください。

残酷な画像が苦手なら、眼を隠し隠し
観て下さい。

きっと、違った世界が体験できると思います。
「SAW/ソウ」

男が目を醒ますとバスタブの中にいた。
そして足は鎖に繋がれている。
男の名前はアダム。
暗闇で叫び声をあげる。
すると、違うもう1人の男の声が帰ってくる。
その男の名は、ローレンス・ゴードン。
職業は医者。
暗闇の中、手探りで電灯のスイッチを見つけ、ローレンスは電気をつけた。
どこかの地下であるらしい汚い部屋。
部屋の中央には頭から大量の血を流す男の死体。


ここから、驚愕のストーリーが展開される。

人間の本当の醜さ、弱さ、悲しみ、怒り、
そして、求める事、あきらめる事。

きっと最後にあなたはこう問いかけるだろう。
自分ならどうするか・・・
どう出来るか・・・
どうなってしまうのか・・・

ただの、ホラーやスプラッターではない、
奥の深さを、これほどまでに見せ付けた
映画は今までなかった。

SAWにはいくつかの意味があります。
Seeの過去形である「見た」
諺、格言という意味の「Saw」
「のこぎり」という英単語である「Saw」
「のこぎりで引く」という意味でもある。

この、どれもが映画の中では重要な意味を持つ
「SAW」

大変良く考えられており、
「SAW」という言葉があったからこそ
この映画が出来たといっても
過言ではない。

「SAW」については、熱狂的なファンが運営するサイトや
ブログが多数あり、内容がすべて解説してあるものも
有ります。
ネタは知りたいが、映画で観るのはやはり怖い
という方は、そちらを見ても良いのではないでしょうか。

私は、ネタばらしはしません。

それは是非映像も一緒にご覧いただきたいから・・・
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SAW2

2004年にSAWが公開されるとき           
それほど話題にもなっていなかった。

無名の監督、無名俳優ばかりを集めた
キャスティング。
話題になる要素はない。

しかし、それが公開されるや否や
大変な話題になる。

そして推理困難なソリッド・シチュエーション
SAW2,SAW3と続く



「SAW2」


刑事が現場へ行くと頭部が破壊された死体と共に、
メッセージが残されていた。
刑事の名はエリック。
連続殺人犯ジグソウの犯行と確信したエリックは、
ジグソウの居場所を突き止める。
機動部隊と共に押し入り、ジグソウの確保に成功した。
しかし、そこにあった数々のモニターには、
自分の息子が監禁されている映像が流れている。
そして、他に7人の男女が監禁されている映像も
映し出されていたのだ。
ゲームを望むジグソウに、エリックは困惑する。
「ただ私と会話をするだけでいい。それがルールだ。
そうすれば息子に会うことが出来る」・・・
息子を助ける為ゲームに応じなければならないエリックだが、
ジグソウの意味不明な言葉にただ焦る事しか出来ない。
しかも、モニターには数々のトラップが映し出され・・・・・

監督:ダーレン・リン・バウズマン
出演:トビン・ベル,ティム・バート,
ジョン・ファロン,フランキーG,エリック・ナドセン,
ダイナ・メイヤー,ビィバリー・ミッチェル,トニー・ナッポ,
ショウニー・スミス,エマニュエル・ヴォジエ,
ドニー・ウォルバーグ

製作年・国:2005
系統:サイコスリラー
配給:アスミックエース

前作のSAWで助監督を務めていたダーレン・リン・バウズマン
を新監督に迎え、
前作で監督だったジェームズ・ワンは
総指揮として参加。
脚本は、前作に続きリー・ワネルが
バウズマンと共に担当している。

この映画の最大の象徴である
「ゲーム」
ゲームを拒否する決定権は
誰にも与えられない。
そこに辿り着いた者は、
もうゲームに参加しているのだ。
ジグソウは相手の事をすべて見抜き、
瞬時に完全支配する。

映画を見た誰もが、一瞬にして
SAWの世界に吸い込まれるのは、
この、ジグソウの完全支配からなる
ゲームから、いかにして逃れる事が
出来るのかを考え、そして自問自答を
繰り返す所に有るのではないか。

観客を一瞬にしてSAWの
世界に引きずり込む
ジグソウの眼を見て欲しい。

冷たく感じるだろうか、
悲しく感じるだろうか、

SAW2を観終わった後に気づかされる。

このゲームはどこまでも完結しないと。
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2007年12月12日

SAW3

世界的大ヒットとなったソリッド・シチュエーション          
「SAW」の第3弾「SAW3」

この「SAW」を観た人ほとんどが
共通にもつイメージ ワードに、
[絶望的]
というワードがある。

はたしてこのSAWには本当に
逃げ道はないのだろうか。


SAW3

女刑事ケリーは小学校で起こった殺人現場に呼び出される。
そこには、爆発でバラバラになった死体が。
彼女の頭をよぎったのは、行方不明になったエリック刑事。

その死体はエリックではなかった。
以前エリックがジグソウ事件によって行方不明に
なった事を知っている。
また、ジグソウが末期の癌に侵されていることも
知っている。
今のジグソウに、こんな仕掛けが出来るのか。
そして、今までのジグソウの犯行パターンとは
異なる点が有る事にも気づく。
しかし、ケリーは何者かに拉致される。
身体に残酷な罠をかけられ、地下室に監禁され、
そこで目を覚ます。
彼女の目の前にいたのは・・・・・


ジェームズ・ワンとリー・ワネルが原案と製作総指揮を担当し、
前作に続きダーレン・リン・バウズマンが監督を務めている。


SAW2にも共通する事だが、
SAW3を鑑賞する前に、
SAW,SAW2を観ておいて
もらう必要がある。

観ていない方には、
色々な理由、罠の必然性、
すべてが繋がっているのが
理解しにくい。

はじめに、
残忍なシーンが苦手な方は
なるべく観ない事を
お勧めします。

SAW3は前2作では見られなかった、
2部構成になっている。

罠を仕掛け、試すものが
2人居るという事だ。
その点は本当によく考えられている。

だが、残忍さがエスカレートしすぎてしまい、
SAW本来のテーマが薄れてしまったのも
悲しいが事実だ。
直視できないほどの悲惨なシーンは
本当ならば、このSAWにおいては
重要ではない。

観客はSAW,SAW2で、残忍な描写に
かなり目が慣れてしまっている。

もう少し、手に汗握るような
緊迫する精神的に追い詰められる
ストーリー性が欲しかった。

どの映画にも有りがちな、
2,3の続編は・・・・・
と、思ってしまうのも
仕方がないのか・・・

が、しかし
それでも私は高く評価したい。
もちろん続編は製作されるであろう。
SAW,SAW2,SAW3での
キーパーソンが居なくなってしまった今、

最後に残した人間がどうして
あの・・・・・・

このSAWシリーズ、
本当の意味で試される
のは私達観客なのだろう。
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硫黄島からの手紙

私は戦争映画が好きでない。

では、なぜ映画館まで足を運び
鑑賞したのか。

学生の頃、硫黄島の戦いを
学んだ人は多いだろう。

しかし、ほとんど覚えていない。
なにも知らない。

日本人でない人が、
日本での戦いを、どう描くのか、
そんな興味だけで映画館に行った。

『硫黄島からの手紙』では、
生き残って帰る望みがないと知りながら、
それでも家に帰りたいと願う日本兵たちの
姿を描いている。

渡辺謙は常に人間の温かみを
忘れず、想像力豊かで繊細な
「栗林」を好演している。

有名俳優が出演する中で、
一番輝いていたのが
二宮和也だ。

彼の淡々と、親しみやすい日本兵を
演じた姿に、誰もが感動したのでは
ないだろうか。

けっして逃れられない運命。
考える事さえ許されず、
死に向かう戦場の兵士。

白黒のスクリーンに
自害したときに飛び散る血液が
私達観客まで達するかのような
鮮やかな赤であった。

「父親たちの星条旗」が複雑な
構成だったのに対し、
「硫黄島からの手紙」は感情に
直接訴えかける作品になっている。

戦争を題材にした映画は数々あるが、
前例のない、残酷で美しい描写の
「硫黄島からの手紙」は
戦争を心から悔やむだけでなく、
人間の死に最大限の意味を
持たせた、数少ない映画になっている。

1日でも長く生きることの
難しさを考えたい。

出演: 渡辺謙 栗林忠道中将
二宮和也 西郷
伊原剛志 バロン西(西竹一中佐)
加瀬亮 清水
松崎悠希 野崎
中村獅童 伊藤中尉
裕木奈江 花子


監督: クリント・イーストウッド
製作: クリント・イーストウッド
スティーヴン・スピルバーグ
ロバート・ロレンツ
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トンマッコルへようこそ

私の記憶が正しければ、
この「トンマッコルへようこそ」が
はじめて観た、韓国映画だと思う。



原題は「WELCOME TO DONGMAKGOL」
日本の宮崎駿に影響を受けた、
パク クァンヒョン監督作品。

ストーリー

トンマッコルは「架空のユートピア」である。
そこで繰り広げられる、人間ドラマ。
敵対する兵士が様々な体験、
トンマッコルの村人の優しさに触れ
心を通わせるようになる。

なんと言ってもトンマッコルの村人は
純粋で穏やか、そして陽気だ。

中でも、村の象徴とも言える少女
を演じる「カン・ヘジョ」はこの映画に
なくてはならない。
「カラッチ」と言う場面は誰もが
微笑み、また、悲しい最後を迎える
場面では、目を潤ませてしまうだろう。

ここまで、観客を引き込む彼女の
演技は大変良かった。

この映画のもう1つの特徴は
音楽だ。
監督の宮崎駿への関心は
紹介済みだが、音楽担当に
久石譲を起用した事でも、宮崎駿
好きだと言う事がわかる。

映像もトンマッコルという架空の
ユートピアを思わせる箇所が
数々あり、音楽にマッチさせている。

ただ1つ残念なのが、宮崎駿好きだと
知っていて映画を観ると、宮崎映画
に類似していると、感じてしまう点だ。

この映画を観た観客は、
「泣けて、切なくて、笑える」という
イメージを持つ人が多い。
この感想を聞くと、よくあるコメディー
かと思うだろう。
しかし、観てみるとただのコメディーでは
ない、戦争と平和、人間とのかかわり
を最大限に良く、表現している作品
だと言う事が分かるだろう。

賛否両論、大変な物議になった映画だが、    
私は感動した。

戦う事の愚かさ、許す事の大切さ
学ぶ物のたくさんある作品だ。
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パリ・ルーブル美術館の秘密

2006年5月「ダヴィンチ・コード」が映画化され
映画館まで足を運んだ人は多いだろう。

ダン・ブラウン著書「ダヴィンチ・コード」が
発売と同時にベストセラーになり、
空前のルーブル美術館ブームになったのは
言うまでもない。

しかし、ご存知だろうか。
この「ダヴィンチ・コード」よりも
2年も前にルーブル美術館そのもの
を映画にした「パリ・ルーブル美術館の秘密」
という映画があった事を。

この映画は「ダヴィンチ・コード」や後に出る
関連作品を観る前に、是非鑑賞して欲しい
映画である。

この「パリ・ルーブル美術館の秘密」は
大変に変わった映画だ。
なぜなら、美術館について説明をする
ガイドは出てこない。ナレーションも無し。
カメラはこの美術館の所属する豪華絢爛な
美術品と、その舞台裏で働くスタッフに密着して、
このフィルムを紡ぎあげた。
金メッキ師、大理石職人、清掃員、警備員、
案内係、資料係、写真家、庭師、音響学者、
物理・科学者、調理人、修復師、消防士など
ルーブルで働く1200人ものスタッフの仕事が
明かされていく。

ルーヴル美術館のTV特番などで美術館内
を見たことがある人は多いと思う。
しかし、舞台裏に撮影隊クルーが入ったのは
初めてのことだ。
巨大なカンヴァスを持ち運ぶスタッフたち、
拳銃を撃って音響のテストをする女性、
イヴ・サンローランの新しい制服を着る職員の姿など、
ルーブルで働く実にさまざまな人たちの姿に驚かされる。
映像の中には、「モナ・リザ」「ミロのヴィーナス」
「サモトラケのニケ」「カナの婚宴」など、
ルーヴルが誇る数々の名品が登場する。

世界最大規模を誇るルーヴル美術館。
所蔵品数約35万点。
館内に置かれた作品すべてを見るには、
一週間以上はかかると言われている。

この映画で、裏から見たルーブルを鑑賞するのは
意外と楽しい。

現在、東京国立博物館で、数少ない
ダヴィンチの名画「受胎告知」が展示されている。
この「受胎告知」は一人前の画家になって
初めて単独で描いた作品と言われている。
十数点しか描かなかった中で、痛みもなく
完全な形で残っているのは、この「受胎告知」
ただ1つといわれている。
今回鑑賞しなければ、もう日本に来る事は
ないかもしれない。

より一層楽しむ為に、
「パリ・ルーブル美術館の秘密」を鑑賞してから
足を運ぶのをお勧めする。

(*「受胎告知」はウフィツィ美術館所蔵)
ニックネーム MEGU at 23:53| 私の好きな映画作品(海外)

ハンニバル

私がはじめて、精神的恐怖を味わった映画が
1991年に公開された「羊たちの沈黙」だ。

この9年後に羊たちの沈黙の続編とも言える
「ハンニバル」が公開された。

羊たちの沈黙以上に、不気味さと残酷さを増し、
観客達は、連続猟奇殺人鬼「ハンニバル レクター」
の世界に飲み込まれていく。

ストーリー

大富豪のメイスン・ヴァージャーは、自分の顔を
つぶしたハンニバル・レクター博士を執念で追跡していた。
彼は、政界入りを目指す司法省のポール・クレンドラーを
巧みに利用し、FBI捜査官クラリスをレクター狩りの
任務につける。
全米中を震撼させたバッファロー・ビル事件から10年。
クラリスは麻薬売人イヴェルダをやむなく射殺したことで、
マスコミやFBI内部から厳しい非難を浴びていた。
そんな彼女に大富豪のメイスン・ヴァージャーは目をつけた。

羊たちの沈黙ではクラリスをジョディー・フォスターが
演じ、大変高い評価をうけた。
今回のハンニバルではクラリスをジュリアン・ムーア
が演じている。
今までにもいくつかのスリラー作品に出演してきた
彼女だけに、前作のジョディーフォスターに引けを
取らない、演技でクラリスを演じきった。
ハンニバルの台本を見て、ジョディーフォスターが
断ったと言われる経緯をも克服しきっていると言える。

その2年後に続編「レッド・ドラゴン」が映画化された。
そして現在公開中の「ハンニバル・ライジング」。
レクター博士の猟奇殺人の原点とも言える数々の
秘密、謎が解き明かされている。

前3作を上回る恐怖を味わえる事だろう。
ニックネーム MEGU at 23:52| 私の好きな映画作品(海外)

バベル

この映画は完結しない。
出口のない重い映画だ。

作品としては、時間感覚を楽しめる
ヒューマンドラマだ。
一丁の銃がそれぞれの国で、
異なる事件を巻き起こし、
その事件に本能される人々を描く。

出演者は
ブラッド・ピット 、ケイト・ブランシェット 、
ガエル・ガルシア・ベルナル 、役所広司 、
菊地凛子 、二階堂智 、アドリアナ・バラーザ

モロッコではジャッカル退治の為に、銃を購入した
家の幼い兄弟に悲しい悲劇がおきる。

アメリカ人夫婦のリチャードとスーザンが、
モロッコをバスで旅行中、突然何者かによって
銃撃を受け、妻が肩を打ち抜かれる。

東京に住む聴覚に障害を持女子高生のチエコ
は、満たされない日々にいら立ちを感じながら、
孤独な日々を過ごしていた……。

評判通り、菊池凛子の演技は
すばらしかった。

人を奥の深い底から見る眼。
言葉も、想いも、悲しみも通じない。
聾唖のチエコは自分をまったく
受け入れてもらえない苦しみに
もがき苦しむ。

そんな演技を、気持ち良く、
体当たりで見事に
演じきっている。

しかし、映画を鑑賞後、
一番に感じた事は、
菊池凛子の身体の露出は
あそこまで必要であっただろうか
ということだ。

クラブで男に下半身を見せつける。
全裸で刑事のまえに立つ。

挑発的かつ、過激なシーンは
映画的に少し過激にした方が
話題にもなる。
が、菊池凛子はそういうシーン
を抜きにしても十分すばらしい
演技をしている。
ニックネーム MEGU at 23:52| 私の好きな映画作品(海外)

ダ・ヴィンチ コード

この映画ほど、賛否両論、物議を呼んだ映画はない。

ダ・ヴィンチ コード(ダン・ブラウン著書)

言わずと知れた、あのベストセラーが
映画化された。

レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画に
込められた秘密とは何か。

ダン・ブラウンが描いたのは、
究極のミステリー殺人だ。

西洋美術の魅力を存分に引き出し、
数々の絵画の謎を組み合わせる。

そして、世界的に有名な「ルーブル美術館」を
舞台に、全世界を虜にした「暗号」に光をあてた。

「ダヴィンチ・コード」を1週間以内に
読み終えてしまった人は少なくないはず。
次から次へと読者に襲い掛かる「暗号」の
魅力に誰もが吸い込まれる。

本を読んでから映画を観た人は、
若干の物足りなさを感じただろう。
暗号に繋がる細かい描写が
本に比べ確かに少ない。

約2時間のなかで本のような深みを
出すのはもちろん大変だ。

眼で見る「言葉」というのはやはり凄い。
ダン・ブラウンはこの言葉をたくみに
使い「暗号」とは本当は何か、を
描いている。

しかし、本を読んだことのない人にも、
十分楽しめるように、重要なポイントは
しっかりと押さえている。

トム・ハンクスも暗号に翻弄される
教授役を好演している。

美術に関心がないが、ミステリーは好きだと
いう方、是非観て見る価値はある。
ニックネーム MEGU at 23:51| 私の好きな映画作品(海外)

12人の優しい日本人

まず、一番にこの映画を紹介しなければ
私の三谷幸喜大好き魂が黙っちゃいません。

まずはじめに、
もともとこの「12人の優しい日本人」は
三谷幸喜が東京サンシャインボーイズの
ために書き下ろした戯曲です。

映画「十二人の怒れる男」を下敷きにした三谷幸喜の出世作。

2005年にパルコ劇場にて再演されたことで
ご存知の方も多いのではないでしょうか?
出演は錚錚たるメンバーでした。江口洋介、石田ゆり子、筒井道隆、生瀬勝久ほか
勿論、チケットは超入手困難!
オークションで高値が付いていたのは
言うまでもありません。
1991年に中原俊監督で映画化されました。

このときの出演者は個性派揃い
塩見三省/相島一之/上田耕一/二瓶鮫、中村まり子/大河内浩/梶原善

そして、まだブレイクする前の豊川悦司。 これが結構良い味を出しています。

ストーリーは

日本に陪審員制度があったらという架空の設定を基に12人の陪審員がある殺人容疑者の判決をめぐって議論を繰り広げるコメディ。。ある殺人事件の裁判のためごく一般の市民12人が集められた。被告が若くて美しいことから議論は概ね無罪で決まりかけたとき、ひとりがそれに異を唱えたことから議論は白熱紛糾し……。

とにかく、12人のやり取りが面白い!

無罪といったかと思えば、有罪に変わり、誰かが何かを言えばまたひっくりかえり、それぞれの心が右往左往するさまが実に人間らしい。

映画セットにもほとんどお金をかけていないのでは?と思うほどさっぱりしたもの。

しかし、この映画はコメディーだが、陪審員制度の難しさをきちんと表現出来ているところも、また評価できる。

真実を見極める難しさ。人が人を裁く事の重み。

三谷幸喜の脚本には笑えるストーリーの中に、今の社会が抱える問題も見えてくる。

そこが多くの人々に指示される理由ではないか。

民主主義の傑作”を“人間観察の喜劇”へと組み替えた三谷幸喜の才能が恨めしいほどである。

後に発表された数々の映画のヒットは、この時約束されていたのかもしれない。
ニックネーム MEGU at 23:50| 私の好きな映画作品(日本映画)